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私たちが「バリ島の不動産紹介メディア」を始めた理由

土地情報|2022年09月06日

2022年09月06日
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「まだまだ、思ったより知られていない」

それが、これまでフィリピンで活動してきた私がバリに来て、最初に受けた第一印象でした。
不動産もバリ島も、そのポテンシャルに対して思ったより価値を知られていない。

これだけ観光地として有名なのに。

それは、先日、私がバリ島に行った時のこと。
筆者が自分の住む「家」を探しにバリ島不動産を巡っている最中、ある出会いがありました。

現地で「オンライン英会話スクール」「観光案内業」「ヴィラ経営」「不動産紹介」など、バリ島を中心として多角的に事業を展開しているナホさんとエカさんカップルです。

エカさんは地元がバリ島で、ナホさんはすでに数年、バリ島在住。

現地で深く、人々や文化、コミュニティと繋がり生きていくお2人は、バリ島について数多くのことを、私に教えてくれました。

きっとその言葉や経験は、私にとって一生、記憶と心に残っていくはずです。

お2人が話し、経験させて頂いたことは、後ほどお話しするとして、とにかくこの旅が、バリ島不動産の情報サイトを始めるきっかけとなったのでした。

バリ島はコロナの傷跡から復活しようとしている

実はナホさんと私は、日本にいたころからの知り合いでした。

今度バリ島に行くからと連絡すると、快くボーイフレンドのエカさんも紹介してくれることに。
なんとエカさんは日本にかなり長い間住んでいて、日本語もペラペラ。

日本ではお目にかかれないであろう黄色の格好いいジープで颯爽とあらわれたお2人は、私を乗せてマリンスポーツができる海へ連れて行ってくれたのでした。

しかも話の流れで、いくつか売りに出ている不動産を紹介してくれることに。

その中で、まず理解したのが、まだバリ島はコロナ以前に戻っていないという現実でした。

「今でこそ少し良くなったけど、まだまだ格安で土地や家が売りに出されている」

マリンスポーツをしたビーチもそうだったのですが、以前なら日本人がたくさんきていたそうです。

ところが私たちが行った時、お客さんは私たちと他、海外の方が数名のみ。

特にアジアからのお客さんは全然戻っておらず、それに伴って、使いきれないバリ島の不動産や土地の多くが売りに出されているのです。

ホテルなども数多く潰れ、その跡地が丸々格安で売りに出されているのでした。

ビーチの向かい側にある、こんな広い土地が、格安で売りに出されているのです。

全盛期であれば、巨大なショッピングモールでも作られていたのかもしれません。
特にビーチ前なわけですから、本来、絶対に空いているはずがない場所と言えます。

ちなみに、他の場所に売りに出されていた家を見せて頂きましたが、こんな感じ。

こんな「億は超えそうな家が格安」で売られているのです。
まだまだコロナから復活を遂げている最中であることは明らかでした。

しかし、今だからこそ、こんなに素晴らしい家が圧倒的に安く購入できるのです。

世界有数の観光地、そして利回りも高い。

さらに素晴らしいのは、バリ島は観光として世界でも有名だということです。
これは、日本でも周知の事実なので、今更詳しい説明をするまでもないでしょう。
コロナ以前に何度も足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。

観光だけでなく、リラックスする場所であり、そしてリタイア後にも人気です。

一時的にコロナで落ち込んでいるだけで、観光としての魅力や価値が失われたわけではありません。
将来的にすべての価値が、基準、もしくはそれ以上へじっくりと戻るのは、目に見えています。
実際、すでにオーストラリア人観光客はたくさん訪れはじめていました。

それは同時に、今だからこそチャンスであることの裏返しとも言えます。

本来のインドネシア不動産は、利回りが異常に高い買い物です。

実際にいくつかの物件を調査してみると、日本で言うアパートやマンションであれば、大体8%〜12%以上の利回りを出しているところが数多くありました。

物件によっては20%以上のところも数多く存在しているのです。

なお、日本は良くて4%〜8%前後。

コロナであったことから、変動はあったものの、本来、利回りも非常に高く、不動産価格も下落している今であれば、さらに高い利回りも期待できるでしょう。

本来、インドネシアは不動産バブルの真っ只中。
2015年からインドネシアの不動産を外国籍でも所有できるようになりました。
まさに、不動産バブルが起きていた、その矢先のコロナだったのです。

しかし、コロナによって一度、足止めを受けたために「今の機会」が生まれたのです。
このチャンスを掴まない手は、どこにもありません。

平均年齢が若く、人口が多い。英語も話せる。

これから経済成長を見分ける方法の1つとして「人口」と「平均年齢」は欠かせません。

それで言うと、インドネシアの人口は2022年現在、約2億8千万人※1で、平均年齢も29.7歳※1という若さ、そして労働人口は2021年、コロナ真っ只中で1億4,015万人※2です。

日本の総人口以上が全て労働人口になるという、凄まじい人口の力を持っているのです。

人口が多く若い国は、それだけ大きく発展する可能性が高いのは、歴史を見れば明らかです。

これから医療や健康への意識が増し、平均寿命や労働期間も長くなりるとすれば、より強力な影響力をアジア、そして世界に対して得ていくことは、想像に難くありません。

さらに言語についても、ジャカルタはもちろん、バリ島でも英語を話せる人が圧倒的に多く、少なくとも若い年代においては、そのほとんどが英語でコミュニケーションを取れます。

インドネシアでは日本語を学ぶ人口も世界第2位と多く、言語の壁で言えば、経済大国と容易にビジネスができる言語力を持っているのです。

人口、平均年齢、言語、どの基礎力をもってしても、世界に影響を与えていく土台は、すでに整っていると言っても差し支えないでしょう。

※1 worldometers.info
※2 JETRO

ビーチ沿いだけでなく、すべての地域が名所

バリ島といえば、ビーチが有名ですが、その素晴らしさはビーチだけではありません。

日本でも有名な星のリゾートは、ウブドというビーチから離れた内陸にあります。
森や段々畑に囲まれた、自然豊かな場所に作られ、世界中から人気を獲得しています。

ビーチに限らず森を起点とした自然も美しく、バリ島のあらゆる自然を活かし文化や環境と共存共栄することで、そのすべてがリゾートとなるのです。

通常、南国のリゾートといえば、ビーチ周辺が特に開発されるものですが、バリ島の景色を見ていると、どうやらそれだけでもないようなのです。

なぜなら、次項でもお伝えしますが、自然と共に素晴らしい文化がバリ島には息づいているから。

ただの南国リゾートというだけでは語りきれない「土地に根付いている環境や文化」そのものが、バリ島全体を魅力的な場所にしているのです。

高い技術を持つ職人が、信じられないほど数多く活動している

星のやリゾートも腰を据える「ウブド」という地域があります。

この地域では、職人やアーティストの活動がとてつもなく盛んで、職人が自分で作ったものを店として出し販売するD2Cが強烈に根付いているのです。

本当に驚いたのが、ウブド周辺にある「職人街」とも言える場所があり、職人が手作りした一点ものの家具や備品、雑貨ばかりが販売されている店が、延々と続いているのです。

車でその通りを走っていても、延々と店が途切れずずっと何キロも続いていく様子は、他の国ではどこでも見たことのない風景でした。

しかも技術力も高く、日本で手に入れるなら「一体いくらするんだろ」と思うような品ばかり。

どこでこの技術を習得したのか尋ねると「親から家業として引き継がれてきたもので、ウブド周辺の人たちはこのような技術をもっているため、食いっぱぐれることが無い」と。

土地そのものに、職人やアーティストを生み出すエコシステムが根付いていたのです。

シルバーアクセサリーのお店も見たのですが、非常に技術が高く、世界中の高級ブランドからも制作の依頼がくるのだそうです。

こうした、他の国ではあまり見られない文化が強烈に息づいている。

そんな独特でバリ島独自の文化が、至る所で根付いているのです。

文化、平和、協調、助け合い

バリ島を歩いていると、至る所で「チャナン」という、日本で言うお供物を目にします。

普通の道端にもあるので、最初は「どうしてこんな道端にお供物をするのだろう」と疑問に思うかもしれませんが、バリ島では「神様以外の先に存在しているモノ」に対する認識があり、そうした存在に対しても感謝を表すために、お供えものをしています。

少し日本とも似ているかもしれませんね。

ともかく、こうした文化を背景とした風景が、バリ島の独特な世界観を生み出していることは間違いありません。

バリ島はヒンドゥー教ですが、その成り立ちは少し独特で、バリ・ヒンドゥーとして独自の宗教文化を持っています。

宗教についてのお話をすると長くなるので、今回は割愛しますが、世界で知られているヒンドゥー教とも異なる印象は受けます。

基本的な考え方は因果応報の考えがが基本となっており「悪いことをすれば、自分に悪いことが返ってきて、良いことをすれば、自分にも良いことが返ってくる」ということです。

こうしたカルマ的な思考を強く信じているため、バリの現地を地元としている人々は「助け合い」の精神が強くあるそうなのです。

驚いたのは、車で停車している時、お金を求めてくる物乞いの子供が「しっかり綺麗な服を着ていて、サングラスまでしていた」ということでした。

私が行った地域、例えばフィリピンやメキシコでは、少なくとも物乞いと呼ばれる少年少女はまともな服を着れていませんでしたし、綺麗だと思える格好でもありませんでした。

本当に疑問でしょうがなかったのですが、理由を聞くと、みんなが助け合っていて、困っている人がいれば寄付するからなのだそうです。

ローカルを回っていても、困っている人は食堂で「つけ払い」ができたり、風邪をひけば村中の人が助けに来てくれたり、横の結びつきが非常に強いのだと実感しました。

特にバリ人同士ではそれが顕著で、初めての人同士でも、相手が地元の人だとわかれば、快く手を差し伸べてくれる文化を持っているのです。

現地ネットワークを持つ人だけに最速で情報が渡る

バリ人の繋がりが強い。

だからこそなのですが、バリ島ビジネスにおいても、この文化は強い影響力を持ちます。

どこで不動産が売り出されているか、どんな土地が売り出されるか、バリ島不動産では情報こそ全ての鍵を握るとも言えますが、バリ人同士であればこうした情報を快くシェアしてもらえます。

例えばあるレストランに行った時、一緒に行動していたエカさんが、その店で働いている友達に不動産について尋ねたら、その周辺の不動産や、土地の売出情報を教えてくれました。

日本ではレインズという仕組みがあるので、情報は統一化されているとも言えますが、バリ島ではまだまだ個人の情報が強いといった側面があるのです。

私たちが今回、不動産情報メディアをやろうと背中を押されたのは、現地のネットワークを活かすことで、より価値のあるバリ島不動産メディアができるのでは無いか、と思ったことも1つでした。

より現地と強い結びつきがあるからこそ、提供できることがある。

それが、バリ島の不動産や土地を探す人にとって、強力なバリューになるのではないか。

だからこそ、日本とバリ島現地でチームを作り、メディア運営をはじめるきっかけになりました。

現地のオーナーへの交渉力

今回立ち上げたバリ島不動産紹介メディアは、ただ情報を共有していくだけではなく、実際に掲載した物件や土地を、購入に向けて、直接オーナーとつなげることも可能です。

その際オーナーと交渉が可能なのですが、バリ島チームの持つ交渉力は非常に強力です。

実はバリ島でメディアを手伝ってくれるチームには、すでに自分達のヴィラをゼロから作り上げ、事業化していったノウハウがあります。

例えば、基本的に外国人はバリ島でローンを組んだりはできません。

しかし、バリ島の不動産オーナーと直接交渉可能なのであれば、分割払いでの契約も可能になる可能性がある、ということなのです。

実際、バリ島チームは一括での購入ではなく、何度かに分割してヴィラを建設しています。

バリ島でのビジネスは、現地との繋がりや、それに伴う横の結びつきや交渉が、大きく影響してくる世界に他なりません。

だからこそ、そうした現地オーナーとの直接交渉ができるバリ島チームの力が、今回の不動産紹介メディアで大きな価値を生み出してくれています。

他にもビザを発行したり、必要な人材を紹介したり、不動産や土地だけではなく、移住や投資に必要なすべてをコーディネート可能です。

バリ島の不動産という、未知の領域では、まず何が必要なのか、どうすればいいのか、わからないことも多いでしょう。

これから新しい一歩を踏み出そうとする皆様にとって「本来なすべきことをする」「したいことを実現する」ことだけに力を使う状況を作る、心強い味方となるでしょう。

しかも、バリ島だけじゃない

インドネシアにはたくさんの島がありますが、バリ島周辺にも魅力的な島がたくさんあります。

その中の1つヌサペニダ島を訪れたのですが、ヌサペニダ島はまさにこれから開発していきます、といった雰囲気で、今まさにビーチクラブやホテルが作られていっている最中でした。

バリ島とヌサペニダ島は、晴れていれば船を使い、数十分で到着できてしまう距離です。

ヌサペニダ島の不動産に関してはほとんど世の中に出ていませんが、見ると、信じられないほど格安で広大な土地や不動産が売り出されている状況があります。

もちろん居住するとなれば、バリ島は素晴らしいところですが、これから発展していく利幅を考えると、ヌサペニダ島の不動産情報は価値のあるものとなるでしょう。

これからは、ヌサペニダおよび周辺施設においても情報を集めていきたいと考えています。

まとめ

巡りに巡って、現地との結びつきが生まれ、そしてバリ島の素晴らしさを知ったことから、最速でこのメディアを立ち上げるに至りました。

メディアを運営している私たち日本チームは、これまでWEB制作やWEBマーケティングを主にサービスとして提供してきました。

そしてバリ島チームは英会話スクールや観光案内、ヴィラ運営まで、現地コミュニティと密接な繋がりを持って活動するバリ島のプロフェッショナルです。

情報をシンプルに、楽しく伝える私たちの力と、現地の習慣からコミュニティまでビジネスを築くすべてを経験し、持っている現地チームの力。

この2つが、幸運にも巡り合えたことで、今回のメディアが誕生しました。

コロナも明けて、これからの世界はどんどん変わって行く最中、バリ島も同じように元に戻ります。

それだけではなく、バリ島、そしてインドネシア全体を見れば、さらに高いところへ向かう、稀有なポテンシャルを持っていることは、明らかなことです。

そんな変動の世界で僕たちは、インドネシア、そしてバリ島の可能性をより世界へ伝えて行くために、このメディアを運営していきます。

このメディアを通して、不動産や土地の情報だけではなく、バリ島の本当の素晴らしさについて、より世界へ伝えていけたら嬉しいです。

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